2017/08/12 18:00
こんばんは、成田スタッフKTOです
少々長いですがお付き合い頂ければ幸いです
こんなことを話題に出すと人間性を疑われそうで怖いのですが
多数の異性との交際は果たして不誠実なのだろうかと考えている日々です
「浮気」と表記すると当人の感情の移り変わりが想起されるため
ここでは便宜的に「多数の異性との交際」と表記させて頂きます
先に断っておきますが私はもちろん否定派なので悪しからず
例として、メインの登場人物はXさんと仮定します
XさんがAさんから好意を寄せられ
その想いに応えればそれは誠実な対応であると言えます
ところがどっこい
Aさん・Bさん・Cさんの3人から同時に好意を寄せられていたとします
そこでAさん1人を選び、他2名の想いを無下にしてしまうと
Aさん1人に対しては誠実な対応をしている事に間違いはありません
ですがBさん・Cさんの2名 過半数の相手に不誠実な対応をしている事になります
1人の幸せの為に2人の人間を不幸せにしたのです
これは果たして誠実と言い切れるのでしょうか
一生バレないなんて有り得ませんし、それは大人の皆さん誰もが知っています
机上の空論ではありますが、もしそれが可能であれば
その事実を当の本人以外 誰も知りえない状況を作り出せるのであれば
多数の異性との交際は誠実な対応と言えるのでは無いでしょうか
倫理的観点から見ると登場人物の「気持ち」に焦点を当てられます
ここで仮定しておくのは、Xさんに気持ちの移り変わりは一切無く
Aさん・Bさん・Cさんのそれぞれを等しく平等に愛しているということです
もちろん相手方は自分以外に交際相手が存在している事なんて知る由もありません
それぞれの交際相手がXさんから愛を受け取って満足していますし
Xさんも相手方を傷つけない為に隠し通しているからです
正直こんな話「有り得ない」の一言で片づける事ができます
ところがもし「既に10年この関係を続けている」という人がパッと出てきてしまった時
その時その人になんという言葉を贈れば良いかがわからなくなってしまいました
反射的に「最低だ」なんて言葉も浮かぶのですが
その際に自分の発言を支える物は「文化」という単語になります
文化は倫理 倫理は道徳 道徳は主に人の感情を重んじた物です
感情でそれを頭ごなしに否定されても、理屈では結局通ってしまうのか
というお話になるわけで
倫理学と生物学って本当に対局的なんだなあとしみじみ思います
桃がその実を甘くするのは種を遠くへ飛ばすため 子孫を多く残すため
地上に生物数あれど 生まれたからには最大の使命は子孫を残すこと
生物学的に考えると その点なんだか人間は 少々奇妙な生き物ですね