2018/11/25 21:22
採用班の矢崎です。
今回は性病にならないことの本当のメリットについて私なりの解釈を書きたいと思います。
その前に声を大にして伝えたいことがあります。
骨盤内臓器を大切にしよう!
これ本当に重要だと思います。声に出して100回唱えてほしい位です。
でもここ2~3年で感じるのが風俗経験の浅い女性はかなりの割合でスカウトマン経由で風俗デビューをしています。
風俗求人は誇大広告が多いのでスカウトマンを頼るのも理解はできますし、ふつうは知人に内緒で働いていますから教えてくれる人も居ませんよね。
でもあまりに無防備過ぎるというか、知らないというのは恐ろしいというのが私の感想…
デリヘルホテヘル客の中で層の悪いヘビーユーザーにとっては業界未経験の女性は恰好の餌食です。
話はそれましたが臓器といえば心臓、肝臓、腎臓あたりだけだと思っている方が多いですけど子宮や膀胱、卵巣も立派な臓器です。
みんなちょっと具合が悪いと病院で注射をしたりCT、MRIは喜んで撮るのに骨盤の中はないがしろにしてます。
性病に関してここではHIVや梅毒については触れず、皆さんが軽く考えがちな弱い性病について私の考えをかきます。
こんな風に考える奴もいるんだな~程度に少しお付き合いくださいね(^▽^;)
弱い性病ならば抗生物質を2週間程度飲めば治ります。
でもヘルス系風俗に従事している真面目な方でも検査に行くのは月に一回程度。
ほとんどの方は数か月に一度、たまにしか出勤しない方なら半年や一年はほったらかしです。
お客様に限っては症状が出なければ検査には行かないでしょう。
今の時代の性病はおしっこをしたら痛い、ペニスの先から膿が出る、オリモノに色が付いたり臭ったりとわかりやすい症状は出てくれません。
お医者さんは何かにつけて抗生物質を処方します。症状が出て病院に行くとまず検査をしますよね。
その結果が出るのは大体2日~1週間後。でもお医者さんは検査結果を見ずにその日にとりあえずで抗生物質を出します。
検査結果が出るのを待っていては症状を悪化させるだけなので、とりあえず抗生物質という選択肢は理解できます。
そこで問題なのが出された薬をちゃんと飲み切らない人がいたり、たびたび性病になって抗生物質を何回も飲む人がいるということです。
抗生物質を年に何回も飲んだりを続けていると身体に抗生物質の薬剤耐性が出来てしまい、抗生物質の効きにくい体になる、果ては細菌の形が変形し、抗生物質の効かない菌を自ら作り出してしまうのです。
クラミジアと一括りにしても、色々な型のクラミジアがあるので、仮にAというクラミジアにはクラビット(ジェネリックはレボフロキサシン)という抗生物質が効く。
Bにはクラビットは効かずクラリスロマイシンが効く。そこでやっかいなのは検査でクラミジア陽性が出ても型まではわからないのでお医者さんも処方薬を消去法で選択します。
たとえ話をすると、デリヘル勤務の花子さん(20)がお客様からクラミジアを移されたとします。
定期検査でクラミジアが発覚し、病院でクラビット2週間分を処方された。不規則な生活をしている花子さんは薬を飲む時間がバラバラ、でも症状がおさまって来たので1週間で飲むのをやめてしまった。しかし症状が出ていないだけで完治していない花子さんのクラミジアはクラビットに対して耐性を持ってしまった。
お店に出勤し始めた花子さんは本指名の山田さんにクラミジアを移してしまう。
山田さんが病院にかかるとクラミジアと診断。
お医者さんは第一選択としてクラビットを処方。
しかしクラビットに耐性のある山田さんのクラミジアは治らない。色々な薬を試しようやく完治。
こんなことが至る所で繰り返されているのでそのうち抗生物質の効かない性病が出現するでしょう。
抗生物質と言っても色々な種類があり、性病治療に選択されやすいこのクラビットという薬はオールマイティかつ強力らしいです。
悪い菌だけでなく、良い菌(善玉菌)も含めて体内の菌を一定割合でジェノサイドします。毒にも薬にもなるとはこのことですね。
また、抗生物質を安易に服用することで耐性菌に変化させるだけでなく、自分の身体に薬剤耐性をつけてしまいます。
性病ではない感染症にかかっても抗生物質が効きにくい身体になるということです。
(よく皮膚科で処方される抗生物質は菌を殺すタイプではなく、増殖を抑える作用が多いので長期服用しても身体への負担が少ないと言われていますので混同しないようお願いします)
体内の善玉菌の作用についての細かい説明は省略しますが、善玉菌が少ないと食品添加物を体外に出したり、栄養を腸で吸収できないなど気づかずとも影響は大きいようです。
最近読んだ本でも気分の浮き沈みは体内の細菌バランスに大きく左右されると書いてありました。
本のタイトルは「あなたの身体は9割が細菌」という本です。
気分の浮き沈みと言っても色々な要因があると思いますが、善玉菌の減少に一つの原因があるとするならばこんな理屈になります。
脳内で分泌される幸福物質でセロトニンという物がありますよね。そのセロトニンを作るにはトリプトファンという栄養を食品から摂取する必要があります。この本によると腸内細菌(善玉菌)には何千億という種類があり、例えばXという善玉菌はビタミンB12の腸壁での栄養吸収を助ける、Yという細菌はビタミンDというように、人間が食品から栄養を摂取するには腸内細菌の助けが必須と書いてあります。
ならばセロトニンを作るのに必要なトリプトファンも、トリプトファン用の善玉菌が少ないとセロトニンが減ってしまい、気分が上がりにくいのかもしれません。
どこでどんな作用があるかわからないので、安易に抗生物質を飲みまくるのは危険だと思うんです。
※完全に話が脱線してしまいましたが、病気になっても薬飲めば治るからいいや、なんて考えは危険と伝えたいもので抗生物質自体の効果を否定したいわけではありません。お医者さんに処方された場合はしっかりと飲み切りましょう。
先日、風俗経験者の方からラインで応募があったのでサービス説明もかねて事前に電話で説明を行ったのですが
そのときにとても恐ろしいことを言っていたので今回の記事で抗生物質について書きました。
その方は風俗歴2年程度で今まで一度も検査に行ったことがなく、今のお店の先輩お姉さんが通販で買った抗生物質を譲ってもらい、症状が出たときに時々飲んでいたらしいです。
②慢性化させることでの不妊リスク
風俗業に従事している女性の多くはパートナーに内緒です。
風俗店を利用するお客様もそれは同じ。
女性が仕事で性病にかかってもパートナーには言えないでしょう。
それはお客様も同じ。
一生独身で子供を求めずならば言うことはありません。
自分の身体を大切にするのは当たり前、パートナーへの感染にも細心の注意を払わなければなりません。
先ほど書いたように現代の性病は症状が出にくく、自覚症状も少ないために慢性化しがちです。
女性の場合、感染してしばらくは膣の手前のほうで止まっていても、放置することにより子宮や卵巣、卵管に感染し炎症を起こします。
過去にそういった病歴があれば言うまでもなく妊娠の可能性は下がってしまうでしょう。
皆さんの知り合いにも不妊治療されている方が居るかもしれません。
身体に異常がなくても子供ができにくい時代です。
もし子供を作る予定があるのなら、自分の骨盤内は大切にしておくべきです。
また、男性についても性病を慢性化させると尿道から睾丸に進みます。
正確にはペニスと睾丸を繋いでいる紐のような部位(副睾丸)に炎症が起こります。
それを副睾丸炎と言い、悪化させると精液に精子を混ぜられないという恐ろしい病気になります。男性不妊リスクが格段に上がる訳です。
自分の身体は自己責任、お客様も自己責任。でもあなたのパートナーやお客様のパートナーに罪はありません。
簡単にまとめると
・最近の性病は症状が出にくく気づかない
・その結果、放置しがちになり慢性化を招く
・抗生物質を途中で飲むのをやめたり、度々の服用で菌にも自分の身体にも薬剤耐性を付けてしまう
・性病を繰り返すと不妊のリスクが男女ともに上がる
書きたいことが膨らみ過ぎて要点を得ない記事になってしまいまいしたが、当グループの在籍女性にだけでなく
他店に勤務されている方や応募前の方にも性病についてはしっかりと理解をして欲しいです。
そして自分の身体を大切にするのはもちろん、いつも一緒にいるパートナーの身体も大切にしましょう。
お金は一時、身体は一生ものですよ。